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小雪/
木枯らし吹いても、気持ち晴れやか

明治国際医療大学教授

伊藤 和憲

だんだん少なくなる陽の光、晴れた日には日光浴を

 小雪は11月22日~12月6日の時期。この時期になると標高の高い山や寒い地域では初雪が降り、木枯らしが吹き荒れるなど、いよいよ冬の本番に突入します。
 しかしながら、この時期は時々、小春日和と呼ばれる春のように暖かい日も何日か見られ、春の花が勘違いして咲き始めるという便りを耳にすることもあります。気温の変化に身体が適応できないことも多く、体調を崩しやすいのがこの時期の特徴です。体調管理には十分注意しましょう。

 なお、この時期は太陽に当たる時間は少ないことから、気持ちも落ち込みやすく、うつ傾向になりやすいのが特徴です。気分を調整してくれるセロトニンは、豆類などに含まれるトリプトファンから作られます。豆類を積極的に摂取し、その上で太陽の光に当たることが必要です。さらに、外出の機会も減ることから、骨がもろくなりやすく、老化が進みやすいといわれています。そのため、旬の食材で健康管理をすることが大切です。

豆類、リンゴにくるみも旬。サポートしてくれる食物たち

 この季節の旬と言えばくるみです。くるみは栄養価が高く、滋養強壮に効果があるといわれています。そのため、骨を強くするには効果的な食品であるとともに、身体を温める作用もあるため、冬のこの時期にはとても良い食材です。また、リンゴもこの時期に旬を迎えます。リンゴは消化機能を助け、呼吸機能を強化する役割があります。また、身体に潤いを与え、肌の乾燥を防ぐ役割もあります。

 また、この季節の味覚は鍋物です。鍋物に欠かせないお豆腐は大豆からなり、トリプトファンが豊富に含まれています。さらに、白菜も淡泊でありながら甘味があって、免疫力を高めるビタミンCや骨の健康をサポートするビタミンK、さらには骨の形成に欠かせないカルシウムが含まれて食材であり、運動不足で気持ちも落ち込みやすいこの時期には持ってこいのメニューです。

 冬が本格化するこの時期は、積極的に旬の野菜を摂って健康管理に努めましょう。