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紅葉の始まり、しっかりと冬支度を
立冬は11月7日~11月21日の時期で、木々の実が落ち始め、次第に葉の色が色づき始めたころです。朝夕の寒さにも少しずつ慣れはじめたころではないでしょうか。いよいよ、冬の始まりを迎えます。
この時期は春に種をまき、夏に成長し、秋に実をつけてきた心身を、冬に一度リセットし、新たな春を迎えるための準備期間です。そのため、秋から冬の前半にしっかり心身を鍛えて、リセットするのに必要な体力をつけないと長い冬を過ごせません。冬の過ごし方を間違えると老化が進むと考えられていますので、十分注意しましょう。
冬の始まりである立冬は、老化の始まりの時期とも言われています。老化の初めにあらわれるのは、泌尿器系のトラブルです。頻尿に始まり、残尿感や膀胱炎などのトラブルが多発します。
また、ホルモンバランスも崩れ、肌荒れや下腹部・腰背部痛、さらには生理不順なども見られるようになります。そのため、この時期にはしっかりとした冬支度を行いましょう。

綿の特徴を知って、楽しく防寒
代表的な冬支度として、綿入れがあります。綿入れは表布と裏布の間に綿を入れた着物のことで、昔の人は羽織や半纏など、様々なものに綿入れをし、衣服を仕上げていました。今では、自宅で綿入れをする人はほとんどいませんが、衣替えとして温かい素材の衣服を探すことが多いのではないでしょうか?
一般的に、化学繊維であるポリエステルは、吸汗性がありませんが空気をたくさん含ませることができるため、保温性に優れています。
一方、天然素材である綿は、密度を高くすれば一定の保温性がありますが、ポリエステルほど空気をため込むことは難しいでしょう。ただ、綿は吸汗性が高いため、汗をすぐに吸収します。
このように、温かさの観点ではポリエステルがすぐれていますが、吸水性などを含めてトータルで考えると綿にも利点があり、化学繊維が苦手な方には綿の商品がおすすめです。
なお、衣服だけでなくても手袋やマフラーなども冬の防寒具には必需品です。手袋やマフラーは手首・首など血管が表面に現れている部分を温めることで体温を維持してくれます。その意味で、衣服に加えて、手袋やマフラーでワンポイントを作ったり、おしゃれなマフラーの巻き方を工夫することで、防寒対策だけでなく、おしゃれも楽しむことができれば一石二鳥です。
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